2023.08.02
【大阪谷町】7月28日(金)「普通救命講習」参加レポート
■7月28日(金)開催された『普通救命講習』に参加しました。
当日は多くの方が参加されており、興味の高さが伺えました。
講習では、特に脳は心停止から3〜4分で障害が残る可能性がある為、迅速に「AED操作」を行うこと、
救急車が到着するまで、「胸骨圧迫」で絶え間なく血液中の酸素を体に回し続けないといけないとのことです。
胸骨圧迫はこちらの体力を削り、始めてすぐに「ハァハァ」息切れするため長くは続けられず、
周囲の方と連携する重要性を高く感じました。
☆三角巾の扱い方を学ぶ
☆図を見て我流で巻くと、ゆるゆる...。すぐ解けそう。
☆次に先生のレクチャー通りに巻くと「ピシッ」とした仕上がりに。固いぞ。
☆胸骨圧迫は始めたら、もう手は止められません。「強く、速く、絶え間なく」
☆一人では続けられないので、カウント30を数えてすばやく次の人に交代。
☆AEDのパッドは電流が心臓のど真ん中を射る位置にセットするのが重要。
ネックレス、女性のワイヤー入り下着は電流の位置からは外す、
汗をかいていれば、その場所から水分を拭くことも大切。
(女性の場合はAEDパッドをセットしてから上に服を掛けてあげて下さい)
☆布を用いて人を搬送する練習。担架が無くても、例えば身近な服を重ねても運べます。
運ぶ時は足方向へ進まないと、逆では搬送される時に気分が悪くなるそうです。
、
■当日のカリキュラム
応急手当の重要性
心肺蘇生法(胸骨圧迫・気道確保)
AED 使用方法
ケガ人の搬送
異物除去法
三角巾を使った止血法など
■講習で聞いた「その他、へぇ~」。
〇出血を止める時は止血帯を用いず、現在は直接圧迫方が基本です。
そして、血が滲んだ場合は交換をせず、上から新しいガーゼをどんどん乗せていきましょう。
〇乳児や老人が咽喉に異物を詰まらせた時、背中をかなりきつめに叩かないと異物は吐き出せません。
〇シーツやロープを使ってビルや部屋から階下に逃げる時は予めフロアの高さの認識が必要です。
解けないロープの結び方も学びました。
〇周辺にあるものを工夫して使いましょう。
ネクタイ・ベルト・バック紐→ロープや止血帯として利用
折り畳み椅子、衣類を重ねて→けが人の搬送用品として利用
〇救命蘇生と言えば人口呼吸が頭に浮かびますが、今は無理にしなくても良いそうです。
胸骨圧迫が最重要とされているためです。
〇血圧を瞬時に下げる呼吸方法
〇熱中症疑いの時に救急車を呼んでいいかどう判断する?子供の熱中症対策など。
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いつ、どこで、突然のケガや病気に襲われるかわかりませんので、
居合わせた人が命を救うためにできる応急手当を学び、
いざという時に落ち着いて行動ができるよう今後も講習会に参加しようと思います。
講習会の開催情報は会員様にお知らせしますので、ぜひ皆様もご参加下さい。
役立つ知識が満載でお勧めです。
※参加者は大阪市消防局より「普通救命講習修了証」が発行されます。
※谷町オフィスのビルは1FにAEDを設置しています。